忘年会体験談(エピソード)

忘年会が近づいてきましたが、今回は私や知人から聞いた忘年会での体験談を少し紹介したいと思います。

体験談①

「5年前に派遣でつとめた会社での出来事を話します。
所属された先はいつも難渋な顔をしてまじめな部長(昭和の親父風)の下でした。
そのこともあり仕事は緊張の毎日でしたが、そんなある日、同じ課の上司の人に忘年会があるからおいでといわれ、まだ派遣されて日も浅く親睦を深めたいと思っていたので、喜んでいきました。
誘ってくれた上司や他の社員の方々から気を使ってくださり話ができたりお酌をしていただき、かなり楽しく忘年会が進んでいきました。
そんな中、部長はというと一人で静かに黙々と飲んでいます。
それを見てお酌したほうがいいかなと思っているうちに、部長が席を立ったので後姿を見ているとトイレのほうに消えていきました。
トイレだからすぐに帰ってくるかなと思っていたので、周りの人と話をしていると話が弾みすぎてしまい気がついたら部長が消えてからかなり時間がたっていました。
しかし、他の社員の人は部長が帰ってきていないのにまったく気がついてない様子でした。
心配になりちょっと探してみることに・・・するとトイレに行ったはずの部長が少し離れたところのグループに交じり座っていました。
そしてそのグループの人と肩を組んで大声で笑って管を巻いていました。
いつもと違う部長を見て驚愕して少しの間ぼーっと立っていました。
あんまりにも楽しそうで本人が気がづくまでそおっしておきました。
部長の新たな一面を見て嬉しくなりました。」

体験談②

短大を出て初めて勤めた事務所は私以外全員男性でした。
そんな中、社会人として初めての忘年会でした。
ちょっと高そうな中華料理店で開かれ、テレビでしか見たことのなかったくるくる回るテーブルを見てうきうきわくわくしていました。
早く回してみたくて仕方なかった私です。
ここだけの話ですが、所長が挨拶をしている間も気になって仕方ありませんでした。
乾杯が終わり「やった!やっと回せる!」私の中の好奇心は爆発寸前でした。
テーブルを回して順番にお料理をとりわけ満足した私。
ご機嫌でお料理をいただこうとしたら、なぜか私の席にお箸がいっぱいでした・・・。
「何で?」と思いテーブルを見ると取分け用に置いてあったお箸が全部私のところにきていました。
それを見ていた事務所の人たちに大笑いされ、「も~、何にもわかってないお嬢ちゃんが~」と言われました。
このことがきっかけに、その場は無礼講になりました。
女だからってお酌しに回る必要ないって言ってもらえたので、私は席に座っているだけでOKでした。
いつもお茶入れてもらっているからとか、掃除してもらったりしてるからと今日は俺たちが接待してやるって言ってくれました。
みんなが順番に私の所へお酌しに来てくれたり、お料理を持ってきてくれたり、幸せな時間でした。

体験談③

「10年前まではチェーン店の居酒屋ばかりでしたね。
内容は純和風というよりも、サイコロステーキやカルパッチョなど洋風メニューを置いている居酒屋が当時は人気でした。
僕はビールが飲めればOKなのですが、友人はいろいろ飲みたがるので、お酒の種類が多いところが多かったです。
飲み放題にワインやウイスキーなどが入っているお店を一番選んでますね。
会社の忘年会は納会的な意味もあるので、ほぼ全員参加でした。
来年へ向けての頑張ろうという気持ちも増すので忘年会はやっぱり必要だと思いますね。
友人との忘年会は鍋も行きますが、接待などでは鍋は避けるようにしています。
食にうるさい人も多くいるので、料理は本格的なものをチョイスしています。
他の忘年会より出費がかかりますけどね。
友人と行くときは定番というよりも、サムゲタンや鴨鍋とかちょっと変わったものをチョイスしています。
女の子がいるときはできるだけ個室があるとことがいいですね。
年末のスケジュールは会社優先で、友人とは新年会にしています.」

体験談④

「これまでいろんな忘年会がありましたね。
お金がない頃は上司や先輩によく奢ってもらいました。
夜通しやっていた頃は居酒屋に行って、寿司屋行って、上司の行きつけのスナック、バーに行ってと始発まで飲んでいろいろ熱く語ったもんです。
ここ数年の忘年会では仕事の話はタブーになってきましたね。
上司に気を遣う社員も少なくなり、逆に若い人たちにどうしたら忘年会を楽しんでもらえるかを考えており、頭を悩ます状況です。
偉くなったらお金だけ出して「後は若いもんで飲んできな」なんて言えたらカッコイイですよね。
会社の親睦の意味もあった忘年会ですけど、今はそういう意味合いは減ってきているような気がするのが悲しいところですね。」

4点ほどご紹介しましたが、みなさんはどのような忘年会を体験しましたか?
気が乗らない人もいるかと思いますが是非忘年会に参加してみては如何かでしょうか?