名司会者への道
忘年会や結婚式の二次会でなくてはならない存在の司会。そのイベントの雰囲気や進行がスムーズに行われるかは司会者の腕によったりもしますよね。とはいえ、司会者は話しがうまくなければならないというわけではありません。司会者を英語に訳すと「Master of Ceremonies」所謂『MC』です。つまり「式典を自在に操る人」のことです。司会者に求められるポイントは3点だけ!
①進行役であること
忘年会や結婚式二次会のプログラム通りに会を進行しましょう。楽しい場では時間の感覚が短くなりがちですが、時間通りに進行できるように注意
②雰囲気づくり
司会者がどんな雰囲気を醸し出しているかでその場の雰囲気も変わってきます。忘年会や結婚式二次会が盛り上がるよう、明るく元気に務めましょう!
③参加者の注意を喚起するということ
乾杯、スピーチなど指示を与えるのも司会者の役割です。
大事なのは明るく、爽やかな、参加者が寛げるような雰囲気と暖かみを出すことです。そうすることで参加者の方々が味方についてくれます。
あくまでも素人司会者なので、完璧にこなす必要はありません。司会者は無理なキャラクターを演じる必要もありませんし、その人なりの雰囲気もまた大事なものです。70%ぐらいの気持ちで、向うとゆとりが生まれます。
名司会者への道 身嗜みの巻
司会者の服装も演出のひとつになり、司会者の服装がそのパーティーの印象を左右すると言っても過言ではありません。 服装はゲストのマナーと一緒ですがより目立たないものがベターです。 スポットライトを当てられるので、反射して光る物は避けましょう。 見ている人に不快感を与えないよう自分の個性より、場に相応しいスタイルに合わせましょう。 事前に一度着てみてチェックしておきましょう。
男性
髪は清潔第一に、普段よりもきちんと。
スーツは一般的なダークスーツ、シャツは白が基本で、織り柄やカフリンクスもOKで、スーツ、シャツはクリーニングした物を。
ネクタイは爽やかで綺麗な色、靴はきちんと磨いた革靴でベルトの色と合わせると良い。
女性
髪は必要以上にセットしない清潔感が重要、化粧は派手すぎるのも駄目だがナチュラルメイクも駄目。
服装はワンピース、スーツどちらでも可、落ち着いた感のフォーマル、花嫁の色である白は御法度。
アクセサリーは目立ちすぎずシンプルなもの、靴は全体に合わせ動き安いもの。
香水はキツい香りの物は厳禁、出来れば付けずに。(男性も)
※必須持ち物
台本
事前に全ての情報を書き込んでおきましょう。
筆記用具
赤ペンなども用意しておきましょう。
クリップ
プログラム表や席次表、メモなどを纏めるのに必要です。
ハンカチ
ポケットチーフとは別に用意ひておきましょう。
腕時計
素早く時間を見るのに便利です。
ペンライト
会場のライトが消えたときに手元の台本、メモ確認などに役立ちます。
飲料水
長時間話をするので喉が渇きます。
名司会者 進行の巻
闇雲に進行しているだけでは、良い司会者とはいえません。
しかも、自分のお喋りよって時間をオーバーしては元も子もありません。
また、場を盛り上げようとしたつもりで友人などに揶揄い言葉を話しても盛り上がるのは仲間内だけです。周りからは何が楽しいのかよく分かりません。
参加者が遣りたいことをさせることが良い司会者です。周りの状況を見て行動しましょう。
参加者の中にもどういう風に振る舞ってよいかわからず、おろおろしている方がおられます。
司会者はそれお察知して、巧く誘導してあげましょう。
そうすれば参加者は満足し、時間通りに進行します。
名司会者への道 話し方の巻
基本は分かり易い口調で大きな声ではっきりとゆっくり喋るのがベストです。
普段言い慣れていない言葉などがあるので、ゆっくり喋ることでミスを防ぎましょう。
無理に声を作ったりかしこまったりするとかえって雰囲気を壊してしまうものです。
大きな声でメリハリをつけて話すと自信があるように見え会場の注意を引きつけることができます。
起承転結のあるように話しましょう。
またボディーランゲージを多様するのも良いと思われます。
視線は会場全体を見渡すようにし、少なくとも3個所くらいは視線を止め話しかけましょう。
自信がないときは、何回も練習を録音して聞いてみましょう。
そうすると何処が悪いのか判断でき、改善できます。
本番直前にマイクチェックを忘れずに遣りましょう。
ハウリングや声の大きさに気をつけましょう。
名司会者への道 言葉遣いの巻
きれいな言葉で飾り立てようとする人もいますが、逆に慣れていない人が遣ると却ってぎこちなくなってしまいます。敬語はいつも使っている一般的なもので十分です。
結婚披露宴などのような席では、好ましくないいくつかの言葉があります。
二次会でも変わりませんので、いくら砕けた場所でもマナーは守りましょう。
離別をイメージさせる言葉
・・・出る、切れる、別れる、離れる、破れる、壊れる、去る、終わるなど
活動を停止させる原因になるような言葉
・・・死、倒れる、落ちるなど
敬語の使い分けに気をつけましょう。
- 尊敬語 : 相手に対し敬意を示す言葉
- 謙譲語 : 自分をへりくだって言う言葉
- 丁寧語 : 丁寧に言う言葉
また、役職に”様”を付ける方が居られますが間違いです。
「○○部長様」ではなく「△△株式会社営業部部長の○○様」が正解です。
名司会者への道 コミュニケーションの巻
コミュニケーションは言葉だけではなく表情、身振りなどで、意志を伝えることで成立します。
「ノンバーバルコミュニケーション」といわれる物で、諺にも「目は口ほどにものを言う」というのがあります。
プログラムを進めていく過程の中で不測の事態もあり得ます。
その場合に臨機応変に対応するためにも裏事情に精通している必要があります。
事前に主催者とコミュニケーションを取っておく中でも人間関係や出席者の情報などはできるだけ確認しておくことも必要になります。
司会者は普通は立って司会をする場合が多いですが、そのときの司会者の正しい姿勢は、両足のかかとをつけて胸を張り、肩の力を抜いて立った自然な姿と言うことになります。
テーブルなどの前でやるときは、片手或は両手の指先を軽くテーブルにつけてちょっと体を支えている感じにします。
進行中の司会者の動作は、落ち着いた余裕のある静かなものでなければなりません。
そわそわとした落ち着きの無い動作や激しすぎる動作、逆に暖慢過ぎる動作は列席者まで落ち着かなくさせたりどこか不安にさせたりします。
名司会者への道 自主練習の巻
台本を早く作り練習時間を多く取りましょう。
声を出して読むのが基本、ただ読むだけだと棒読みで感情の無いロボットになるので、声を掛ける相手を想像しながらやりましょう。すると自然に表情が豊かになってきます。
司会は立ちっぱなしなので、立って練習しましょう。
姿勢もキッチリと当日を意識してやらないと無意味です。 意識してないと本番で役に立ちません。
録音や録画して確認をしてみましょう。
声の大きさや話すスピード、姿勢、自分では、気づかなかった癖などチェックします。
最後に他人にチェックしてもらうことを忘れないでください。
自分では良いと思っていても駄目な場合があります。
また、適度な緊張感が味わえて本番のイメージトレーニングにぴったりです。
名司会者への道 テクニックの巻
好印象を持たれるために
一番大事なのは暖かい印象を与えるような話方で、いくら笑顔でもあまりにテキパキと話されるとかえって気後れしたりします。
大事なのは「安心して楽しんでいただく」という気持ちを込めた思いやりのある話し方です。
緊張しすぎないために
会場では一人にならないこと、スタッフと打ち合わせや確認、挨拶などをすると良い。
人と話すことで自分だけではなく、ほかのスタッフの緊張を和らげます。
人名や場所、固有名詞を繰り返し暗唱するのも良いでしょう。
他には、身の回りの物で一定のリズムを刻む、足首や手首などをストレッチする、綺麗な空気を吸い込み汚い空気を出すイメージで深呼吸する、徹底的にプラス思考のことを考えるなどがあります。
台本(進行)を分かり易くするため
ブルーの蛍光ペンは新郎様のご紹介するパート、ピンクの蛍光ペンは新婦様のご紹介するパート、オレンジ色は必ず紹介するパートなどパート毎の色分けで次の行動を分かり易くする。
披露宴会場は明るいばかりではなく、暗くなったりするので蛍光ペンを使うと便利。
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